トレーナー 新人教育管理ガイド

Essentials 基礎コース DAY1 — アライナー矯正の概論とスタッフの役割
MAグループ 社員研修
このガイドは、トレーナーが新人スタッフの研修を迷わず・抜け漏れなく・楽に進められるように作られています。
「このページを見ながらやれば大丈夫」——そんな安心感を持って、教育に臨んでください。
教えることは、あなた自身の成長にもつながります。
1 研修前の準備チェックリスト

教材・コンテンツの準備

環境・機材

心の準備(トレーナー自身)

研修リンク集 & 教材ダウンロード

テスト・ワークシート

理解度テスト
(Google Forms・自動採点)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSet3uctjaHPMDokh3bkR9bED8BxFXaEmiFZ2AZCmxIGe84A8A/viewform
※ 新人に回答URLを共有。選択問題は自動採点、記述問題はスプレッドシートで確認
テスト編集・結果確認
(管理者用)
https://docs.google.com/forms/d/1allXEiUG-HjrtUUQ9yOviEO7-yKpdOr5ph0UlsHn0zI/edit
※「回答」タブ → スプレッドシートアイコンで全回答を一覧確認
印刷用ワークシート
(PDF・A4×4ページ)
worksheet.pdf
※ 同フォルダ内のPDFを人数分印刷して配布

動画URL(順次追加)

DAY1 動画 https://youtu.be/W6BfiomjAmM
DAY2 動画 https://youtu.be/iIQpSKZaTEs
DAY3 動画 https://youtu.be/Bj8_tgsmws4
補足動画 (ここにURLを貼り付け)

※ URLが追加されたら、このHTMLファイルを更新してください。印刷版は更新後にPDF化し直してください。

参考資料(管理者向け)

教育設計改善提案 training-design-improvement.html(同フォルダ内)
チャンク化・ARCS・ゲーミフィケーション等の改善案
このガイド dh-management-guide.html(このファイル)
2 新人への声掛けフレーズ集
研修開始時 — アイスブレイク・安心感
「今日はお疲れさま! 私も最初はアライナーって何?って状態だったから、わからなくて全然OKだからね。一緒にやっていこう!」
「今日の研修は動画を見てもらうんだけど、メモは自分が気になったところだけで大丈夫。全部覚えなくていいよ。」
視聴前 — 目的意識づけ
「この動画を見ると、患者さんにアライナー矯正の説明ができる基礎が身につくよ。」
「特に "DHの役割" のところは、明日からの仕事に直結するから注目してみてね。」
「ワークシートに沿って見ていくと、大事なポイントが自然に頭に入るようになってるから。」
視聴中 — 集中力維持
(15〜20分ごとに一時停止して)「ここまでで何か引っかかったところある?」
「今の部分、ワークシートの○番に関係するから、書き込んでおくといいよ。」
「集中力が切れたら遠慮なく言ってね。少し休憩入れよう。」
テスト前 — プレッシャーを下げる
「テストっていうと緊張するよね。でもこれは覚えたかの確認じゃなくて、どこが曖昧かを見つけるためのもの。」
「点数は気にしないで。間違えたところが次の学びのポイントになるから。」
「動画の内容を思い出しながら、わかる範囲で書いてみてね。」
テスト後のフィードバック — 承認 → 改善点 → 次のステップ
Step 1 承認:「○○の部分、ちゃんと理解できてるね! ここが書けてるのはすごい。」
Step 2 改善:「△△のところは惜しかったね。ここはみんな最初に迷うポイントだから、もう一度そこだけ動画を見直すと一気にクリアになるよ。」
Step 3 次へ:「次回のDAY2では今日の知識が土台になるから、今日やったことは必ず活きるよ。」
振り返り時 — 成長実感を与える
「今日の研修前と今で、アライナー矯正について説明できることが増えたんじゃない?」
「患者さんに聞かれたとき、"全然わかりません"じゃなくて、少しは答えられそうだなって思えるところが成長だよ。」
「今日感じた疑問は、臨床でリアルに出てくるから大事にしてね。」
3 5ステップ教育管理フロー
1 動機づけ — なぜこれを学ぶのか
目的
「自分ごと」として学ぶ姿勢をつくる。やらされ感を排除する。
所要時間
5〜10分
先輩がやること
・医院でアライナー矯正が増えている背景を1分で説明
・「DHがここを知っていると患者さんにこう喜ばれる」と具体例を話す
・新人自身の目標(なりたいDH像)を一言聞く
声掛け例
「うちのクリニックでは毎月○○件のアライナー矯正をやってるんだ。DHが理解してると患者さんの安心感が全然違うよ。」
新人が「なぜ学ぶのか」を自分の言葉で1文言えたらOK
2 インプット — 動画視聴 + ワークシート
目的
基礎知識を体系的にインプットする。受け身にさせない工夫をする。
所要時間
40〜60分(動画の長さに応じて)
先輩がやること
・ワークシートを渡して「ここを埋めながら見てね」と指示
・15〜20分ごとに一時停止し、簡単な質問を投げる
・新人の表情・手の動きを観察(困っていたら声掛け)
ポイント
一度で全部理解させようとしない。「2回目に見たときにもっとわかる」と伝える。
ワークシートの8割以上が埋まっている / 質問が1つ以上出ている
3 アウトプット — テスト + 質問
目的
理解度を可視化する。「わかったつもり」を防ぐ。
所要時間
15〜20分
先輩がやること
・Google Formsテストを案内(QRコードまたはURL)
・「動画やワークシートを見返してOK」と伝える(暗記テストではない)
・テスト後に「動画を見て一番印象に残ったこと」を口頭で聞く
注意
テスト結果を評価に直結させない。学びのための確認ツールとして位置づける。
テスト提出完了 / 印象に残ったことを1つ言語化できている
4 フィードバック — 1on1 or ペア
目的
間違いを正すだけでなく、「できたこと」を承認して自信を育てる。
所要時間
10〜15分
先輩がやること
・テスト結果を一緒に確認(自動採点の画面を見ながら)
・「承認 → 改善点 → 次のステップ」の順でフィードバック
・間違えた箇所は答えを教えるのではなく「ここもう一度動画のどの辺だったか覚えてる?」と問いかける
新人が複数いる場合
ペアで教え合いの時間を取る(お互いの回答を比較・議論)
間違えた問題について「なぜ間違えたか」を本人が説明できる
5 実践接続 — 翌日の臨床でやること1つを宣言
目的
学びを「知識」で終わらせず「行動」に変える。小さな成功体験をつくる。
所要時間
5分
先輩がやること
・「明日の臨床で、今日学んだことから1つだけ意識してやることを決めよう」と促す
・宣言をメモに書かせる or 口頭で発表
・翌日、実際にやれたか声を掛ける(フォローアップ)
宣言の例
「患者さんにアライナーの素材の話を一つ伝えてみる」「チェアサイドでアタッチメントの名前を意識して見る」
具体的な行動を1つ宣言できている / 翌日に「やってみた?」と声掛け完了
4 「楽に教育する」ための仕組み化Tips
1

テスト自動採点の活用(Google Forms)

Google Formsの「テストにする」機能で自動採点を設定しておけば、採点時間ゼロ。回答送信後すぐにスコアが表示されるので、フィードバックもその場で始められます。正答率の低い問題は自動集計で一目瞭然。次回研修の重点ポイントが自然に決まります。

2

ワークシート提出はスマホ撮影 → 共有ドライブでOK

手書きワークシートの回収はスマホで写真を撮って共有ドライブにアップロードするだけ。専用フォルダ(例: 「研修記録 > 2026年 > DAY1」)を作っておけば、紛失の心配もなく、いつでも振り返れます。新人にフォルダのURLをBookmarkさせておきましょう。

3

毎回同じフォーマットで回す(テンプレート化)

このガイドの5ステップフローをそのまま毎回のDAYに適用してください。「動機づけ → インプット → アウトプット → フィードバック → 実践宣言」の型が決まっていれば、先輩が変わっても同じ品質で研修が回せます。準備チェックリストもコピーして使い回しましょう。

4

教える側も学ぶ仕掛け(ペアティーチング)

新人が複数いるなら、テスト後に「お互いの回答を説明し合う」時間を5分入れましょう。教えることで理解が定着します。トレーナーも「新人に質問されて自分も改めて調べた」という経験を大事にしてください。教育は双方向の学びです。

5

次回の研修準備を「今回のうちに」終わらせる

研修が終わったら、5分だけ使ってDAY2の動画URL・テストURLを確認しておきましょう。「次回の準備はもう終わってる」状態をキープすると、心理的負担が大幅に減ります。

よくある質問FAQ — 新人がつまずきやすいポイント

アライナーとマウスピースは何が違うんですか?
矯正用に歯を動かす設計がされているのがアライナー。市販のマウスピース(ナイトガード等)とは目的も設計も違います。「同じ透明のマウスピースでも中身は全然別物だよ」と伝えてあげてください。
アタッチメントって何のためにつけるんですか?
歯に力を効率的にかけるための突起です。アライナーだけでは動かしにくい方向の動きを助けます。「取っ手みたいなもの」と例えるとイメージしやすいです。
DHは矯正の診断をするんですか?
診断はDrの仕事です。DHの役割は、患者さんへのアライナーの使い方の説明、装着・取り外しの指導、口腔内写真の撮影、IPRのアシストなど。「DHだからこそできる患者さんへのサポートがたくさんあるよ」と伝えましょう。
覚えることが多すぎて不安です…
「一度に全部は無理。今日は全体の流れがわかればOK。細かい知識は臨床で1つずつ覚えていくから大丈夫だよ」と安心させてください。DAY1は概論なので、完璧を求めなくて大丈夫です。
患者さんに質問されたらどう答えればいいですか?
わからないことは「確認してお伝えしますね」でOK。知ったかぶりが一番危険。先輩やDrに聞く姿勢こそがプロフェッショナルだと教えてあげてください。
5 進捗管理シート

印刷して手書きで使用 or Excelにコピーして電子管理。研修1回ごとに1行記入してください。

新人名 実施日 研修DAY テスト
スコア
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提出
質問
提出
実践
宣言
次回のアクション / メモ
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WS提出 = ワークシート提出済み  質問提出 = 質問メモ提出済み  チェック欄には日付またはレ点を記入

トレーナーへのメッセージ

教育は「完璧にやること」ではなく「続けること」が大切です。
このガイドに沿って進めれば、新人は確実に成長します。そしてそれは、あなた自身の指導力の成長でもあります。
迷ったら、このガイドの声掛けフレーズを見返してください。
「一緒にやっていこう」——その気持ちが、一番の教材です。